新しいアスベスト対策

2014/12/11 9:15 投稿者:  admin

安全性・耐火性・耐久性に優れた新しい封じ込め工法

新しいアスベスト対策として開発された「ハイスペック・アスベスト封じ込め工法」は、除去、封じ込め、囲い込みの各問題点を詳細に検討して生まれた工法です。

新たな粉塵を発生させないため、周辺環境および作業者の安全性が高く、本来求められていた建築物の耐火性能を損なうこともなく、迅速かつ低コストで対策を講じることができる理にかなっています。

ハイスペックアスベスト封じ込め工法と従来のものとの比較

従来 除去・封じ込め工法 項目 ハイスペック・アスベスト封じ込め工法
30,000~100,000円 設計単価(平方メートル) 13,000~30,000円
不十分またはなくなる 本来の性能(耐火性・断熱性・防音性等) 耐火・断熱・防音等補運来の性能を保持
厳重に覆っても粉塵飛散の危険性あり 近隣住民への環境配慮 仮封じ込め材で前処理を行うため安全
非常に危険 作業者の安全 仮封じ込め材は無人で噴霧可能
できない 複雑な場所の施工(エレベーターシャフト、狭い箇所等) 無人で可能
処分場は極端に不足 特別管理廃棄物(場所) 通常の産業廃棄物処理で可または特別管理廃棄物の量が少ない
35,000~95,000円 特別管理廃棄物(コスト) 通常の産業廃棄物処理で可
非常に長い 工期 短い
不可 美装性 カラー・テクスチャーなど自由


対策を施すべき空間(養生内)に、JAXA(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)の技術ライセンスを受けた薬剤噴霧用のエアフォグアトマイザー(均一粒径ミスト噴射器)のノズル部分を置き、作業者は養生外で装置の運転を行います。
無人状態で空間内を一括全面噴霧し、浮遊アスベスト粉塵を捕捉・沈降させて吹き付けアスベストの表層を固めるため、安全性も高く、体育館・工場などの大容量空間、エレベーターシャフトなどの狭小空間、使用中住宅の天井裏対策、スレート等石綿含有建材対策、高温配管対策など、施工が困難な場所への対策も可能です。

ハイスペックアスベスト封じ込め工法の施工手順
短時間で対策場所の粉塵を捕える仮封じ込め工法で前処理(1)を行った後、耐火性・防火性などの建築目的に合わせた本封じ込め(2.3)を行います。


1.ロケットエンジン技術を応用した、浮遊アスベストを飛散拡散させないエアフォグアトマイザー(均一粒径ミスト噴射器)やアクアジェット噴霧器を使用し、無人状態で瞬時に大量の浮遊アスベストを抑制材「ハイ・アス-A(Action)」を噴霧してアスベストの表層を固めます。



2.経年により劣化したアスベストに対し、劣化表層を固着させる固着材「ハイ・アス-C(Coat)」を含浸させて基材への接着補強をします

3.建築基準法第2条第9項に係る不燃材料として認定されている耐火性と耐久性を備えた「ハイ・アス-D(Defence)」をはじめとして、求められる性能に応じた表層の被覆材を使用し、従来の耐火性能をさらに表層強固にして仕上げ材として付加価値を高めます。




ハイスペックアスベスト封じ込め工法の薬剤
アスベスト封じ込め対策に用いる薬剤は、その性能を大臣が認めた大臣認定薬剤であることは当然です。
アスベストへの対策をした結果、建築物の耐火性能などを低下させるような薬剤であってはいけません。吹き付けアスベストはセメントモルタルを接着剤にしてアスベスト繊維をフワフワの状態で固定したものであり、フワフワの隙間による空気層が耐火、結露防止などに絶大な効果を発揮します。対策薬剤でその空隙を塞いだり、表面だけに塗膜を作ってしまうような薬剤は問題です。
薬剤の選定には下記のような特性に注意することが必要です。

1.耐火性能を満足する無機物を主成分とすること
2.アスベスト層内部への浸透性に優れること
3.施工後の返信が無いか、極めて少ないこと
4.セメントモルタルを傷めないか、強化するものであること
5.有害物質を含まないこと



噴霧型のアスベスト飛散抑制剤で、大気中に浮遊している粉塵ならびに吹き付けアスベストの表層を鉛筆硬度9Hにもなる無機質オリゴマーが捕捉して沈降、固着させます。



浸透性軟質水性樹脂による固着材で、劣化部分のアスベストに噴霧器や塗装ガン、またはローラーなどで塗装含浸させることで柔軟な固着表面を作ります。



不燃:建築基準法の不燃材料の防火試験に適合した材料で、基材のアスベストに求められていた耐火性能を損なうことはありません。



試験体の大きさ(?) 100×100
試験体の厚み(?) 1.8
試験体の質量(g) 32
20分間の総発熱量(MJ/?) 0.2
最高発熱速度(kw/?) 1.5
防火上有害な裏面まで貫通する亀裂および穴の有無 なし
着炎 なし
判定 合格

耐候性:火だけでなく水にも強く、耐酸性、耐アルカリ性にも優れていますので、屋外駐車場等場所を選ばずに使用できます。・高強度:優れた曲げ強度、耐衝撃強度を得ることができます。
ハイ・アス-Dのみ

試験体 曲げ強度(n/m?) 圧縮強度(N/m?)
18.7 58.2/52.5
11.7 50.0/52.5
11.7 58.2/51.2
平均 14.0 53.5

ハイ・アス-D+補強繊維(2%)

試験体 曲げ強度(n/m?) 圧縮強度(N/m?)
32.7 45.0/48.1
32.7 41.2/31.8
30.4 48.1/38.1
平均 31.9 42.0

・環境への配慮:完全水性系の無機質素材で、有機溶剤を含んでいませんので、ホルムアルデヒド等の発生がなく、屋内でも安心してご利用いただけます。
・認定取得:国土交通省大臣認定 申請準備中|財団法人日本建築センター 技術審査証明審査準備中
・安全性:水性であるため、揮発性有機溶剤は一切使用していません。公的試験でも人体に有害なガスが発生しないことも認められています。
・美装性:着色や表層のテクスチャーを工夫することで、従来の仕上げ材と同様の美装性を付与することができます。



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